口臭!

口臭があることによって、良好な人間関係や恋愛に大きなハンデとなってしまうことがあります。またビジネスパーソンのマナーとしても問われるところでしょう。本日は、ここぞ!っという時に大きな障害にもなりえる口臭についてお話します。自分の口臭を無臭と思っている人は多いですね。口臭で不思議なことの1つに、「他人の口臭」はよく分かるのに「自分の口臭」が全く分からないことがあります。手に息を吐きかけても、まるで風の様に無臭で自分は口臭がないと安心してしまいます。口臭や体臭などの臭い全般に言えることですが、臭いには自分のニオイは絶対に分からない、という困った性質があります。自分の口臭がないと思っている人が実はヒドイ口臭があるケースはよくあります。誰かに指摘されるまで絶対分かりません。そして日本には『その人のために口臭を指摘する』という文化は、ほぼないと言ってよいでしょう。陰でいろいろ言われてしまうことはありますが…「どうして、自分の臭いは無臭?」 (と感じるの?)コップに息を吐いて、それを嗅いでも自分の口臭がしないのは実はニオイを感じる器官である「鼻」にあります。「鼻」にはずっと同じニオイを嗅いでいると、ニオイを感じなくなる性質があって自分の家のニオイが分からないのも同じ理由からです。1つの臭いをずっと嗅いでいると、次第にその臭いに慣れてその臭いが分からなくなり無臭としてしか感じない状態になります。これが「ニオイの順応反応」と呼ばれるもので、鼻にある嗅細胞が疲労して嗅覚が鈍るために起こると言われています。よくある口臭チェックの方法としてコップに息を吐く方法やビニール袋に息をためる方法などがありますが、これらの方法だとニオイの順応反応が起きて、口臭が無臭にしか感じないわけです。食べ物の味を感じる味覚や音を感じる聴覚など他の感覚に比べてニオイを感じる嗅覚は順応反応がダントツで1番強く現れるため自分の口臭だけでなく、体臭やその他の臭いも分かりません。 学校や職場で友人や同僚に強い口臭があるとどうして口臭に気が付かないんだろうと、不思議に思うケースがあります。お互いが 「この人クサイな!」と思って商談していたり。「●●さん口臭きついよね~」 と言ってる人の口臭が●●さん以上だったり。……恐ろしいですよね!でも、実際そうなんです。強烈な口臭がする人でも順応反応によって本人にはまったく無臭になってしまいます。これは自分にも言えることです。いくら口臭がないと思っても油断は禁物です!もしかしたら、自分も知らないうちに周りに迷惑をかけているかもしれません。口臭の有無は決して自分だけで勝手に判断しないことが肝心です。口臭の原因の9割はお口の中の細菌、歯周病菌だといわれています。口臭外来というものもありますが、一般の歯科医院でも充分相談にのってもらえるはずですし、治療が可能です。少しでも気になったらご相談下さい。

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