就寝前の歯磨きが大切なのはどうして?

桶川駅徒歩1分にある歯医者、手代木歯科です。

「朝は忙しくても歯を磨くけど、夜はそのまま寝てしまうことがある…」という方はいらっしゃいませんか?

実は、1日の中でも特に大切なのが就寝前の歯磨きです。

なぜ夜のケアが重要なのか、この記事で詳しくご紹介します。

目次

就寝中の口の中で起こること

就寝している女性の画像

唾液の分泌が減る

私たちの口の中は、日中は話す・食べるなどの活動によって唾液がたくさん分泌されます。唾液には自浄作用があり、細菌や食べかすを洗い流してくれます。

しかし、夜眠っている間は唾液の分泌が大きく減少します。 

細菌が繁殖しやすくなる

虫歯菌のイラスト

口の中には常に多くの細菌が存在していますが、就寝中は唾液の働きが弱まることで、細菌が急激に繁殖します。

もし食べかすやプラークが残っていれば、それらがエサとなり、細菌が一晩中活発に活動してしまうのです。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

細菌が増殖すると、虫歯や歯周病の原因になります。

これらのリスクを減らすためにも、就寝前の歯磨きが重要なのです。

就寝前の正しい歯磨き方法

歯と歯の間も丁寧に磨く

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に落とすことはできません。

就寝前は特に時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。

歯ブラシの毛先をしっかり当てて、小刻みに動かすように意識しましょう。

舌のケアも忘れずに

舌の表面には舌苔と呼ばれる細菌や汚れが溜まりやすく、口臭の原因にもなります。

専用の舌ブラシや柔らかい歯ブラシで、優しく舌の表面をなでるように清掃しましょう。

歯磨き後は飲食を避ける

せっかく丁寧に磨いたあとに食べたり甘い飲み物を飲んでしまうと、また細菌のエサを口に入れてしまうことになります。

歯磨きのあとは、基本的にそのまま寝るのが理想です。

どうしても喉が渇いた場合は、水にとどめましょう。

習慣化するためのコツ

寝る前のルーティンに組み込む

就寝前の歯磨きを忘れてしまう方は、「お風呂のあとに歯を磨く」「寝室に行く前に必ず洗面所に立ち寄る」など、自分なりのルールを決めてルーティン化するのがおすすめです。

毎日の行動の中に自然と組み込むことで、無理なく継続しやすくなります。

また、同じ時間帯に磨くようにすると、体内時計とも連動しやすく習慣化しやすくなります。

歯磨きアイテムを充実させる

歯磨きアイテムの画像

お気に入りの歯ブラシや歯磨き粉を選ぶことで、夜のケアタイムが楽しくなります。

フレーバーが好みのもの、使い心地が良いものなど、自分に合ったアイテムを揃えるとモチベーションがアップします。

フロスや歯間ブラシ、舌ブラシも取り入れて自分の口を大切にする時間にするのがポイントです。

自分の変化を記録する

継続のモチベーションを保つためには、自分の口の中の変化に気づくことが大切です。

口臭が気にならなくなった、朝のねばつきが減った、歯肉の色がきれいになったなど、小さな変化も記録してみましょう。

鏡を見て変化を確認することも、習慣化の手助けになります。

【まとめ】

就寝前の歯磨きは、1日の中で最も大切なケアの時間です。

唾液の減少や細菌の繁殖を考えると、夜に歯を磨かずに眠ることは、虫歯や歯周病を育ててしまうようなものです。

丁寧なブラッシングと合わせて、フロスや舌の清掃などを取り入れることで、より効果的な口腔ケアが可能になります。

「夜は疲れてついサボってしまう…」という方も、今日から少しだけ意識を変えてみましょう。将来の自分の歯を守ることにつながります。

気になる症状がある方や、正しい磨き方を知りたい方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。

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