噛みしめずに笑顔で過ごそう!食いしばり撃退マニュアル

埼玉県桶川市にある手代木歯科です。

多くの方が悩んでいる「食いしばり」について解説させていただきます。

目次

食いしばりって何?

食いしばりとは、上下の歯を強く噛み締めることです。日中や夜間、無意識のうちに食いしばっていることがあります。

食いしばりの症状には次のようなことがあります。

  • 歯や顎の痛み
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 歯のすり減り
  • 歯周病
  • 顎関節症

食いしばりの原因には、次のような原因が考えられます。

ストレス

仕事、人間関係、金銭問題、家庭環境、健康問題など、様々なストレスが食いしばりの原因となります。

睡眠不足

睡眠時間の不足や、睡眠の質が悪いことも食いしばりの原因となります。

集中している時

仕事、勉強、スポーツ、ゲームなど、集中している時に無意識に歯を食いしばっていることがあります。

緊張している時

人前での発表、試験、面接、勝負事など、緊張している時に歯を食いしばることがあります。

歯並びが悪い

叢生(八重歯)、過蓋咬合(出っ歯)、開咬(前歯が開いている)などの歯並びが悪いことも食いしばりの原因となります。

かみ合わせが悪い

咬合崩壊や早期接触などのかみ合わせが悪いことも食いしばりの原因となります。

また、食いしばりの影響は次のようなことがあります。

歯のすり減り

食いしばりによって歯が強く接触し、歯の表面が削れてしまいます。

・象牙質が露出する:歯の表面のエナメル質が削り取られると、象牙質が露出します。象牙質はエナメル質よりも柔らかく、冷たいものや熱いものがしみるなどの知覚過敏を引き起こします。

歯並びの変化

歯がすり減ることで歯並びが変化し、噛み合わせが悪くなったり、見た目が悪くなったりすることがあります。

歯の破損

強い力で食いしばることで、歯が欠けたり、割れたりすることがあります。

・詰め物や被せ物の破損:詰め物や被せ物にも強い力がかかり、破損したり、取れたりする可能性があります。

歯周病

食いしばりによって歯周組織に炎症が起こり、歯周病が悪化する可能性があります。

歯槽骨の吸収

歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨が吸収されてしまいます。歯槽骨が吸収されると、歯がグラグラしたり、抜けてしまったりすることがあります。

顎関節症

食いしばりによって顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。

全身への影響

・頭痛: 食いしばりによって頭部周辺の筋肉が緊張し、頭痛を引き起こすことがありま

・肩こり: 食いしばりによって首や肩の筋肉が緊張し、肩こりや首こり

・血行不良:筋肉が緊張すると血行が悪くなり、疲労感や頭痛などの症状引き起こすことがあります。

・睡眠障害: 食いしばりによって睡眠の質が低下し、睡眠障害を引き起こす可能性があります。

・疲労感:睡眠不足によって疲労感が溜まり、日中に集中力が低下したり、体調不良を引き起こしたりすることがあります。

・ストレス:睡眠不足はストレスを悪化させることがあります。

食いしばりにさようなら!対策法

ストレス解消

運動によるストレス解消が効果的だといわれています。ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガ、ストレッチなどをしてみると良いと思いま。また、趣味によるストレス解消も良いでしょう。音楽鑑賞、読書、映画鑑賞、旅行に行くなどしてみてください。リラックス法も効果的です。瞑想、マッサージ、アロマテラピーなどが考えられます。

睡眠習慣の改善/マウスピースの装着

十分な睡眠時間を確保する(平均7〜8時間)ことや、寝る前の時間をリラックスして過ごすことで睡眠習慣が改善されます。寝室の環境を整える(暗く静かな環境)のも良い効果が得られます。また、寝ている間に食いしばる場合は、マウスピースを装着することで歯や顎への負担を軽減できます。型を取り、専用のマウスピースを作製しますので、就寝前の装着してください。

日中の意識

日中は、上下の歯を離すように意識し、舌を軽く上あごにつけることが効果的です。頬杖をつかないことや、定期的にストレッチをする(首・肩・背中のストレッチ)ことも良いでしょう。

歯科医院での治療

歯並びや噛み合わせが悪い場合は、歯科医院で治療を受けることで食いしばりを改善できる場合があります。

  • 矯正治療
  • 被せ物や詰め物の調整
  • 顎関節症の治療

当院では、次の流れで食いしばりの検査・治療を行っております。食いしばりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

  • 問診
  • 触診
  • EMG検査
  • マウスピース作製
  • 矯正治療
  • 被せ物や詰め物の調整
  • 顎関節症の治療

セルフチェック

以下の項目に当てはまるものがあれば、食いしばりの可能性があります。ご自身でチェックしてみてください。

  • 朝起きた時に、歯や顎が痛い
  • 頭痛や肩こりがある
  • 歯ぎしりをしていると言われたことがある
  • 集中している時に、歯を食いしばっている
  • 頬杖をつくことが多い

食いしばり予防で笑顔あふれる毎日を

まずは、ストレスを溜めないことが大切。そのためには、十分な睡眠をとる。日中に上下の歯を離すように意識する、または定期的に歯科検診を受けることも重要です。

まとめ

食いしばりは、歯や顎、全身に悪影響を及ぼす厄介な症状です。しかし、適切な対策で改善できます。食いしばりに悩まず、笑顔あふれる毎日を送りましょう!

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