虫歯じゃないのに歯が溶けてしまう!?酸蝕歯とは

桶川市の歯医者、手代木歯科医院です。

虫歯ではないのに歯が溶けてしまう「酸蝕歯」というものがあります。この酸蝕歯は、健康に気を使っている人にも起こりやすいことがあるため、注意が必要です。

今回は、この酸蝕歯について詳しくご紹介していきます。

目次

酸蝕歯とは、その原因

虫歯は、糖と虫歯菌がある程度長い時間作用することで起こりますが、酸蝕歯の場合には、虫歯菌の関与はなく、飲食物などの酸によって歯が溶かされてしまいます。

◆酸蝕歯を引き起こすもの

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・酸性食品

柑橘類、酢(酢の物、ドレッシング)、ワイン、炭酸飲料水などを頻繁に口にしている人ほど、歯が溶けやすくなります。健康を意識している人は酢を多く摂ったりすることがありますが、それが結果的に歯を溶かしてしまうことがあるので、摂りすぎには注意が必要です。

・胃酸

胃酸が口の中に逆流することで歯が溶けることがあります。これは過食嘔吐や逆流性食道炎で起こります。

酸蝕歯の症状

虫歯は1箇所に穴が空いて穴がどんどん大きくなっていきますが、酸蝕歯の場合、全体的にゆっくりと溶かされて歯が小さくなっていきます。

次の症状に当てはまるものが多い場合、酸蝕歯になっている可能性があります。

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・歯の色が以前より黄ばんできた
・歯のツヤが失われている
・前歯の先端が薄い、もしくはかけている
・歯が以前より小さくなった
・歯の表面にボコボコと段差がある
・歯の根元が欠けている
・奥歯が平らになっている
・歯の詰め物が浮きあったようになっている
・知覚過敏がある

酸蝕歯への対処法・予防法

1.酸性の飲食物の摂りすぎを控える

酸っぱいものを好む人は、ちょっと摂取を控えるようにしてみましょう。特に口の中が酸にさらされる時間が長いほどリスクが高くなるので、その点にも注意してください。

2.酸性のものを口にしたら、直後に水かお茶を飲む

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酸性飲食物を口にした後に放置していると、やはり歯が溶けるリスクが高くなりますので、酸っぱいものを摂ったらなるべく水やお茶を飲み、お口を中和しましょう。

3.すぐに歯磨きしない

酸を摂った直後は、歯のミネラル成分が溶け出しやすくなっています。この状態でゴシゴシ歯ブラシをしてしまうと、歯が削れやすいため、注意が必要です。酸を摂った後は、唾液がお口を中和し、再石灰化を行うまで待ち(少なくとも30分以上)、その後に歯磨きをすることをお勧めします。

4.逆流性食道炎、過食嘔吐への対処をする

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逆流性食道炎、過食嘔吐がある人は、それに対する治療が必要ですので、医師に相談するようにしましょう。

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