前歯のインプラントが難しいといわれるのはなぜ?

桶川駅徒歩1分にある歯医者、手代木歯科です。

前歯のインプラント治療は難しいといわれることがよくあるのをご存じでしょうか。

これは、前歯のインプラント治療において、見た目や機能性の面で非常に細かな処置が求められるためです。

ここでは、前歯のインプラントが難しいとされる理由と、治療を成功させるために重要なポイントについて詳しくご紹介します。

目次

前歯のインプラントが難しい理由とは?

歯医者のレントゲン写真

見た目がとても大切

前歯は、笑った時や話している時に最も目立つ部分です。

そのため、インプラント治療においても、単に噛めるようにするだけでなく、自然に見えることが求められます。

インプラントの被せ物の色調や形が、周囲の歯と少しでも違ってしまうと違和感が生まれやすく、患者様にとって満足度の低い仕上がりになることもあります。

骨の厚みが奥歯に比べて薄い

前歯部の上顎の骨は、奥歯に比べて薄く、インプラントを埋め込むための十分な骨量が確保できないことがあります。

歯を抜いたあと、時間が経つにつれて骨が痩せてしまうことも多く、これがインプラント治療の障害となります。

そのため、骨の厚みが足りない場合には、骨造成と呼ばれる追加の処置が必要になることもあり、治療の難易度が上がります。

歯肉のラインが目立つ

前歯では、歯の根元から歯肉にかけてのライン、つまり歯肉のカーブも見た目に大きく影響します。

インプラント周囲の歯肉が痩せたり下がったりすると、人工歯と歯肉の境目がくっきりと目立ってしまい、審美性が損なわれる恐れがあります。

前歯にインプラントを入れる時重要なこと

レントゲン写真を確認する歯科衛生士

埋入が可能かどうかの検査、診断

前歯のインプラント治療の満足度を上げるためには、治療前の検査と診断が何より大切です。

CTスキャンを用いた立体的な画像診断で、骨の高さや幅、神経や血管の位置などをしっかり把握します。

これにより、インプラントを埋入できるかどうか、骨造成が必要かどうかをしっかり見極めることができます。

埋入の角度

前歯のインプラントでは、どの角度で埋め込むかが非常に重要です。

角度がわずかにずれてしまうだけでも、不自然に見えたり、噛み合わせに支障が出たりすることがあります。

特に前歯では、唇側に向かって骨が薄くなっているため、角度を見極めながら埋入する必要があります。

サージカルガイドという、手術のためのガイドシステムを用いることで、正確な角度でインプラントを入れることが可能になります。

患者様が気を付けられること

験豊富な歯科医院を選ぶ

前歯のインプラントは、審美面、機能面ともに難易度が高いため、経験と実績のある歯科医院で治療を受けることが大切です。

カウンセリングで、これまでの症例や術前のシミュレーション、使用する素材などをしっかり説明してくれる医院を選びましょう。

また、インプラント治療後のトラブルにも対応できる体制が整っているかも確認しておくと安心です。

メンテナンスを欠かさない

インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲の歯肉や骨が炎症を起こすインプラント周囲炎には注意が必要です。

定期的なクリーニングとチェックを欠かさず、セルフケアとしっかり両立させることがインプラントを長持ちさせる秘訣です。

【まとめ】

前歯のインプラント治療は、見た目、骨の厚み、歯肉の状態など、あらゆる面で高い精度が求められる治療です。

だからこそ、信頼できる歯科医院でしっかりと検査と相談を受け、納得のいく治療計画を立てましょう。

当院では、前歯のインプラントについても豊富な経験と実績をもとに、患者様一人ひとりに合った治療をご提案しています。

気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

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