歯科麻酔が切れるまでどれくらい？注意点は？

桶川駅徒歩1分にある歯医者、手代木歯科です。

歯科治療で麻酔を受けたあと、「食事はしても大丈夫？」「何か気をつけることはある？」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

麻酔は治療中の痛みを抑えるために欠かせないものですが、切れるまでの時間や注意点を知らないまま過ごしてしまうと、トラブルにつながることもあります。

今回は、歯科麻酔が切れるまでの目安や、麻酔が効いている間に気をつけたいポイントについて詳しく解説します。

麻酔が切れるまで

治療内容によって異なる持続時間

歯科治療で使用される局所麻酔は、一般的に2時間〜3時間ほどで効果が薄れていくことが多いとされています。

ただし、これはあくまで目安であり、治療内容や使用した麻酔の種類、量、患者様の体質によって前後します。

例えば、虫歯治療など比較的軽い処置では早めに感覚が戻ることがありますが、抜歯や外科的処置を行った場合は、効果が長く続くこともあります。

また、下の歯の治療では、上の歯に比べて麻酔の効果が持続しやすい傾向があります。

浸潤麻酔と伝達麻酔

歯科治療で使用される麻酔に、浸潤麻酔と伝達麻酔があります。

どちらの麻酔が使われるかによって、しびれの範囲や麻酔が切れるまでの時間に違いが出ることがあります。

浸潤麻酔は、治療する歯の周囲の歯肉に直接麻酔薬を注射する方法です。

比較的狭い範囲に作用するため、麻酔が切れるまでの時間も比較的短い傾向があります。

虫歯治療など、多くの一般的な処置で使用される麻酔です。

一方、伝達麻酔は、神経に直接麻酔薬を注射し、広い範囲の感覚を一時的に遮断する方法です。

主に下の奥歯の治療や抜歯などで使用されることが多く、唇や舌、頬の一部まで効果を感じることがあります。

浸潤麻酔に比べて麻酔の効果が長く続きやすい点が特徴です。

飲食に関する注意

飲食を控える

麻酔が効いている間は、痛みや熱さを感じにくくなっています。

その状態で飲食をすると、やけどをしたり、知らないうちにお口の中を傷つけてしまうことがあります。

特に熱い飲み物や食べ物は、感覚が戻るまで控えることが大切です。

麻酔が完全に切れてから、少しずつ食事を再開するようにしましょう。

話すなどの動きにも注意

麻酔中は、頬や唇、舌の感覚も鈍くなっています。

そのため、無意識に噛んでしまい、麻酔が切れたあとに腫れや痛みが出るケースがあります。

特にお子さまやご高齢の方は注意が必要です。

麻酔が効いている間は、口の中を頻繁に動かしたりしないよう意識しましょう。

患部に関する注意

感覚が戻るまで触らない

治療後、気になって舌や指で患部を触りたくなる方もいますが、麻酔が切れるまではできるだけ触らないようにしましょう。

感覚が鈍い状態で触ると、傷口を刺激してしまうことがあります。患部の治癒を妨げないためにも、安静を心がけることが大切です。

出血や痛みがある場合の対応

抜歯など、治療内容によっては麻酔が切れたあとに、軽い出血や痛みを感じることがあります。

多くの場合は時間とともに落ち着きますが、出血が続く場合は、清潔なガーゼを噛んで圧迫すると止まりやすくなります。

痛みが出た場合は、歯科医師から指示された鎮痛薬を正しく服用してください。

異常を感じたら早めに相談する

感覚がない状態が長時間続く、強い痛みが治まらない、腫れが大きくなるなど、普段と違う症状を感じた場合は、早めに歯科医院へ相談することが大切です。

【まとめ】

歯科麻酔は、治療中の痛みを抑えるために欠かせないものですが、切れるまでには個人差があります。

一般的には数時間で感覚が戻りますが、その間は飲食やお口の状態に注意が必要です。

麻酔が効いている間は無理をせず、感覚が戻ってから通常の生活に戻すことが大切です。

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